Fantasy Premier Leagueを楽しもう!

イングランドプレミアリーグ公式ゲーム Fantasy Premier League(ファンタジー・プレミアリーグ)ファンの管理人による、プレミアリーグとFPLに関するブログです

データでみるFantasy Premier League 2020/21シーズン序盤

International Breakも終わり,プレミアリーグ / FPLも本日17日から再開します。

最初の試合は日本時間20:30キックオフのEVEvLIV,なんといきなり注目のMerseyside derbyです!

開幕から好調をキープするEVEが昨シーズン王者のLIVと激突します。LIVは前節でAVL相手になんと7失点(!)していましたが,今節は一体どうなるんでしょうか。楽しみですね!

 

さて,前回も書きましたが,今シーズンのFPL,プレミアリーグ公式サイトの動画や,FPL参加者の個人ブログ等の情報を見ていますと,相当難しい序盤になっている,という評価をよく聞きます。

 

参加者の間では,毎年世界ランキング上位常連がExpertsとして崇拝されており,参加者は熱心に彼らのコメントを聞き,チーム編成を参考にしながら自分のチームを考えるわけですが,今シーズンは序盤からどうも彼らExpertsのパフォーマンスが良くなく,中には下位数百万位くらいの人もいるようで,皆一様に浮かない顔で「難しい,難しい」とコメントしています。

FPL史上最も難しいシーズン序盤」との評価もあるようです。

 

管理人も少なくとも昨シーズンの序盤よりは難しいと感じており,少しデータをみてみることにしました。

 

何が「難しい」のか?

前のデータ分析記事

 

fpltokyo.hatenablog.com

 

に続いて,今回もvaastavさんのデータにお世話になります。

(vaastavさん,ありがとうございます。)

github.com

 

vaastavさんのデータをもとに,データ分析ツールExploratoryで今シーズン序盤(International Breakに入るまでのGW1からGW4まで)の全選手のポイントの分布を箱ひげ図で可視化してみたのが以下になります。

exploratory.io

 

そしてこちらが,昨シーズン(2019/20シーズン)の序盤のポイント分布。

exploratory.io

 

横軸はGameweek,縦軸は各Gameweekのポイントで,Selected By %(参加者の何%がその選手を自分のチームに選んでいるか)に基づき,7つのグループに選手を分類しています。

(各Gameweekごとに,右のほうにある色の濃い箱ひげ図ほど,多くの参加者に選ばれている選手のグループ(注目度,参加者全体への影響度が大きいグループ),ということになります。)

 

昨シーズンと今シーズンのグラフを見比べて気づくのは,まず全体的に今シーズンのポイント分布の幅が広いということですね。

昨シーズン序盤は各GWで15ポイントを超えた選手はほとんどいませんでしたが,今シーズンはかなりごろごろいます。

これは開幕以降ゴール数が多く,高いポイントを獲得する選手が多かったことが主な要因と思われます。

 

また特にSelected By %の高い(多くの参加者に選ばれている)選手のグループのポイント分布のレンジも,昨シーズンに比べて広いGWが多いとみられます。

これはその分だけ,選手の選択の巧拙により,大きくポイントを伸ばせる人とそうでない人で大きな差が出る可能性が高いということであり,このあたりで難しいという印象を生んでいるのではないかと思います。

(今シーズン各GWで15ポイント以上獲得した選手のリストは以下の表ですが,昨シーズンの活躍から期待を集めた選手でここに名を連ねていない選手がかなりいると思われ,当初のチーム選びがうまくいかなかった人も多かったのだと思います。GW1でMCIとMUNの試合がなかったことも混乱に拍車をかけた面があるかもしれません。)

 

exploratory.io

 

現状どの選手の調子がいいのか?

ということで,GW4終了時点で,誰のパフォーマンスが良いのか,管理人の視点で分析してみたのが以下のバブルチャートです。

exploratory.io

 

横軸は,「合計出場時間(分) / 選手登録されていた試合数」(1試合あたりの平均出場時間(分)),

縦軸は「GW4までの合計獲得ポイント」,

バブルの大きさは「Selected By %」,

バブルの色は「GW4時点での選手のコスト(£m)」,

となります。

 

管理人としては,基本的に

  • まず試合に出場し,90分かそれに近い時間プレーする選手かどうか
  • その上で,高ポイントを獲得できる選手かどうか

という観点から選手を見るようにしていますので,このグラフの右上付近にいる(シーズンを通してとどまり続ける)選手が「活躍している選手(獲るべき選手)」ということになります。

(その上で,バブルの色が薄い選手ほど,「コスパが良い選手」,バブルサイズが小さい選手ほど,「今後人気が出る可能性が高い良い選手」となります。)

 

この観点でみると気づくのが,やはり全体的にみると右端の平均90分フルでプレーする選手のバブルサイズが大きい(人気が高い)ということで,参加者も基本的に同じことを考えていることが伺えます。(まあ,これは当たり前ですね。)

 

そして,GW4時点でグラフの右上周辺にいるのは,Son,Kane,Salah,Calvert-Lewin,Rodriguez,Grealish,Wilson,Maupay,Bamfordなどで,これらの選手が現在調子がよさそうです。

 

今後の各チームの試合予定も見ながら,これらの選手から今後のチーム編成を考えて,「史上最も難しいシーズン(になるかもしれない)」を乗り切っていきたいと思います!!