FPLデータでみるプレーヤー実績値ランキング(プレミアリーグ2019/20シーズン)
2020/21シーズンのカウントダウンが始まっていますので,本当ならFPL新シーズンに向けた記事を書くべきところ,今更ではありますが,もう少しだけ2019/20シーズンについて。
フットボールチャンネルさんのこちらの一連の記事を興味深く拝見しました。
能力値ランキングのトップ20はこのようになっています。
- Kevin De Bruyne (MCI)
- Virgil van Dijk (LIV)
- Sadio Mané (LIV)
- Mohamed Salah (LIV)
- Harry Kane (TOT)
- Andrew Robertson (LIV)
- Roberto Firmino (LIV)
- Trent Alexander-Arnold (LIV)
- Paul Pogba (MUN)
- Raheem Sterling (MCI)
- Sergio Agüero (MCI)
- Bruno Miguel Borges Fernandes (MUN)
- N'Golo Kanté (CHE)
- Bernardo Mota Veiga de Carvalho e Silva (MCI)
- Pierre-Emerick Aubameyang (ARS)
- Jordan Henderson (LIV)
- Marcus Rashford (MUN)
- Ricardo Domingos Barbosa Pereira (LEI)
- Jamie Vardy (LEI)
- Heung-Min Son (TOT)
うーむ。なるほど。
他の欧州各国リーグについても特集されているわけですが,2019/20シーズンのプレミアリーグをFPLを通じてみてきた管理人からすると,プレミアリーグのプレーヤーランキングに関しては,まあそうかなという面がある一方で,何となくもやもやするわけですね。
特にランキング上位のうち,トップのKDBと,LIVの選手たちについては,2019/20シーズンはLIVだよね,でもやっぱりKDBすごかったよねという意味で納得感はそこそこあるのですが,それ以外に関しては,まあそうかなという選手もいる一方で,「この選手こんなに高い/低いか?」とか「ランクインすべきあの選手がいない。。」といった印象も。
もちろん,いずれも個人の能力には優れている選手ばかりかと思いますので,「能力値」ランキングという意味では妥当な評価なのかもしれませんが,やはり毎試合のパフォーマンスを公平なルールに基づきポイント化するFantasy Premier Leagueで各選手のデータをにらんできた身からすると,2019/20シーズンでの実際の活躍度合いとは若干乖離があるかなあというのも確かです。
ということで,行ってみましょう。
FPLデータでみるプレーヤー実績値ランキング(2019/20シーズン)です!
ちなみに,FPLのデータはこちらからダウンロードさせていただいたものを多少自力で加工しております。(vaastavさん,ありがとうございます。)
FPLデータでみるプレーヤー実績値ランキング(2019/20シーズン)
以下リンク先にExploratoryで作ったテーブルを公開しています。
2019/20シーズン終了時点での各選手の獲得ポイント等の一覧になります。
FPLでは実際の試合での各選手の活躍度合いに応じてポイントがつきますので,FPLの観点からすると,Total Pointsのランキングが高い選手ほど,ポイントを稼いでくれる良い選手,注目度の高い選手ということになります。
ということで,上記リンク先ではデフォルトでTotal Pointsのランキングの表としています。
(まあこのポイントも,所属チームの強さやチーム内でのローテーションの多さ,怪我の有無などによって獲得できるポイントに差が生じますので,純粋に選手個人の能力を正確に表したものとはもちろんいえないわけですが,実績に基づく一つの客観的指標にはなるのかなと思います。)
Total Pointsに基づくランキング上位20位は以下の通りです!
(末尾カッコ内の数字は上記能力値ランキング,-は圏外)
- Kevin De Bruyne (MCI) (1)
- Mohamed Salah (LIV) (4)
- Sadio Mané (LIV) (3)
- Jamie Vardy (LEI) (19)
- Trent Alexander-Arnold (LIV) (8)
- Pierre-Emerick Aubameyang (ARS) (15)
- Raheem Sterling (MCI) (10)
- Anthony Martial (MUN) (-)
- Danny Ings (SOU) (-)
- Raúl Jiménez (WOL) (-)
- Andrew Robertson (LIV) (6)
- Virgil van Dijk (LIV) (2)
- Marcus Rashford (MUN) (17)
- Riyad Mahrez (MCI) (-)
- Nick Pope (BUR) (-)
- Heung-Min Son (TOT) (20)
- Willian Borges Da Silva (CHE) (-)
- Matt Doherty (WOL) (-)
- Richarlison de Andrade (EVE) (-)
- Dean Henderson (SHU) (-)
まあどうしてもゴールに絡む前線の選手のポイントが高くなりがちなのですが,やはり2019/20シーズンに活躍したよね,という意味ではこういう感じになるのではないかと思います。
順当なトップ3以外で,目立ったという意味では,Vardy,TAA,Aubameyang,Ings,Jiménez,Rashford,Pope,あたりですかね。シーズン再開後はBruno Fernandesも良かったのですが,シーズン途中から加入したため,累計ポイントでは上位に食い込めませんでした。間違いなく2020/21シーズンの注目選手の一人かと思います。
ちなみに,上記リンク先のテーブルには,Total Pointsだけではなく,各試合におけるパフォーマンスに基づくFPL上の選手総合評価指標であるICT Index (Influence, Creativity, Threatの各サブ指標を合算したもの)や,試合での活躍度に応じて付与されるボーナスポイントと,これを算出するためのBonus Point Systemのポイントについても含めています。
(このへんも別の記事で詳細を説明できればと思います。)
様々な角度から各選手の実績に基づく評価ができると思いますので,ご興味ある方はぜひデータを触ってみてください!